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2025.04.30【保存版】打ちっぱなしデビューに必要な準備と練習のコツを徹底解説
打ちっぱなし、正式には「ゴルフ練習場」は、ゴルフを始める人にとって最初の一歩を踏み出す場所です。
広々とした空間にずらりと並んだ打席から、何十メートルも先に向かってボールを打つ練習ができます。
室内型の最新シミュレーション練習場も増えていますが、屋外の練習場なら実際に飛距離や打球の方向が目で確認でき、開放感も抜群。
プロの目から見ても、打ちっぱなしはフォームの確認やスイング作りに最適な環境です。
関連記事:打ちっぱなしゴルフ練習場の魅力とは?
「ゴルフ=おしゃれな格好」というイメージを持っている方も多いですが、打ちっぱなしに行くときは、動きやすさ重視でOKです。
・ポロシャツやスポーツTシャツ
・ストレッチのきいたズボンやジャージ
・スニーカー(ゴルフシューズでなくても可)
グローブがあると手の滑りを防げるのでおすすめ。クラブはレンタルできる練習場がほとんどなので、初めてなら手ぶらでも問題ありません。
ただし、汗を拭くタオルと飲み物は持参すると快適に過ごせます。
はじめての打ちっぱなしでは、ついやってしまいがちなミスがいくつかあります。たとえば——
いきなりドライバー(1番ウッド)を振ってしまう
力任せにスイングして、空振りや体を痛める
隣の人と距離が近くてもお構いなしにクラブを振る
これらは事故やトラブルのもとにもなりかねません。周囲への配慮を忘れず、「まずはゆっくり振る」「当てることを意識する」ことから始めましょう。
プロでも、基本に忠実な練習からスタートするものです。
初めての打ちっぱなしでは、まず「受付」が最初のステップです。
厚木ゴルフプラザの受付方法は、「厚木ゴルフプラザの打席確保までの流れ」で解説しています。
厚木ゴルフプラザではICカードを使って自動で受付できます。
打席の選び方ですが、初心者は「1階の中央付近」がおすすめです。
理由は、球の落下地点が見やすく、平坦な打球の方向や距離感をつかみやすいから。
2階打席は景色が良くて気分が上がりますが、打ち下ろしになるため打球の正確な軌道を把握しにくいのが難点です。
ほとんどの練習場では、クラブをレンタルできます。初めての方には「7番アイアン」をおすすめします。
理由は、適度な長さとロフト角(フェースの傾き)があるため、打ちやすく、ミスが少ないからです。
いきなりドライバーに手を出したくなる気持ちは分かりますが、まずはミドルアイアンでスイングの感覚を身につける方が、結果的に上達への近道になります。
プロもジュニア時代はこのクラブで基礎を作ります。
練習場によって異なりますが、ボールは主にプリペイドカード、コイン式、あるいは受付で直接購入する形式があります。
例えば「1カゴ(50球)で500円」など。
初めての練習なら、まず50〜100球くらいが目安です。それ以上打つと疲労でフォームが崩れてしまい、逆効果になることもあります。
ボールは機械で自動的にティーアップされるタイプもありますが、手動でボールをセットする場面もあるので、扱いに慣れておきましょう。
ゴルフ練習場では、いくつかのマナーがあります。プロとして一番大切にしているのは「周囲への配慮」。以下の点は必ず守りましょう。
大きな声や騒音を出さない
スイング中に後ろを通らない
クラブを振り回さず、常に周囲を確認
使用後のクラブや椅子などは元の位置に戻す
また、スマホでの動画撮影も可能な練習場は多いですが、隣の人が写り込まないように配慮するのもマナーの一つです。
初めての練習は、7番アイアンからスタートするのがベストです。理由はシンプルで、クラブの長さ・重さ・ロフト角(フェースの傾き)のバランスがとれており、初心者でも扱いやすいからです。
プロの世界でも、フォームチェックやタイミングの確認にはまずこのクラブを使います。ドライバーのように飛距離を狙うのではなく、「きちんと当てる感覚」を体に覚えさせることが第一歩です。
打ちっぱなしでは、人工芝のマット上にボールを置いて打ちます。自動でボールがティーアップされるタイプもありますが、最初は「地面から直接打つ」ことで、ボールとクラブの正確な接点を学びましょう。
構え(アドレス)のときは、
足を肩幅に開き
ボールは体の中心よりやや左
背筋を伸ばし、腕を自然に垂らす
スイングでは、まず「振りかぶらない」ことが大切です。トップまでゆっくりクラブを上げ、体重を右→左へ移動させながら、コンパクトにスイングしていきましょう。大振りすると体がぶれて、当たりません。
プロでも、闇雲に打つことはありません。効率よく上達するには「目的を持った練習」が必要です。
たとえば初回はこんなメニューがおすすめです:
20球:7番アイアンでゆっくりスイング(フォーム確認)
10球:ティーアップしたボールを打つ(芯でとらえる感覚)
10球:地面からボールを打つ(ダフリ・トップの感覚を覚える)
10球:打った後に姿勢をキープ(バランスと軸の確認)
打ち終えたら、動画でフォームを確認したり、クラブの軌道をイメージしたりして、ただの「数打ちゃ当たる」練習にしないこと。これが上達の分かれ道です。
初心者がやりがちな失敗のひとつが、「遠くに飛ばすこと」を最初の目標にしてしまうことです。
でも、プロの目から見ると、最初に重視すべきは「芯に当てること」。
飛距離はその結果として自然についてくるものです。
むしろ、当たらないまま無理に飛ばそうとするとフォームが崩れ、変な癖がついてしまいます。
まずは「真っすぐボールを打つ」「芯でとらえる」ことに集中して練習を積みましょう。
ゴルフは“狙った場所に正確に打つ”スポーツであり、距離はあくまで手段です。
打ちっぱなしに来ると、つい夢中になって何百球も打ってしまう人がいます。
しかしそれは、肩や腰を痛めたり、疲労でフォームを崩したりする原因に。
プロでも1日200球程度を目安に、しっかりと休憩をはさみます。
初心者なら50〜100球を目安に、途中でストレッチや水分補給をすること。
また、1球1球を丁寧に打つことで、感覚がしっかりと体に染み込みます。
今はスマートフォンで簡単にスイング動画を撮影できます。
最初のうちは、自分がどんなスイングをしているのか客観的に見ることがとても大切です。
思っていた以上に体がぶれていたり、インパクトがズレていたりと、たくさんの気づきがあります。
さらに本気でうまくなりたいなら、プロによるレッスンを早い段階で受けることをおすすめします。
フォームの癖は最初についたまま残りやすいため、変なクセが定着する前に正しい動きを身につけておく方が圧倒的に効率的です。